滴亭日乗〈しずくてい・にちじょう〉

ぽたり、ぽたりと雨粒が滴るように、日常の雑事を書き留めてゆきます。

麦茶と砂糖

老若男女が喫する暑い日の飲み物といえば麦茶でしょうか。
子供のころから、夏場の冷蔵庫にはいつでも

耐熱ガラスのポットに麦茶が冷えていました。

子供のころと言えば……
遠足にもっていく水筒に入れていいのは、水か麦茶。
学校ではそんな指定がありました。

今どきは、スポーツドリンクとかもOKなのかな?
昭和の小学生にもポカリスエットゲータレードなどはおなじみでしたが

それは「清涼飲料水」すなわち「ジュース」だからダメ!

とされていたんですよね。

要するに、甘い飲み物を禁止されていたわけ。

 

でもある時、級友の持ってきた麦茶を一口飲ませてもらったら……。
なんと激しく甘い。香ばしさは失われていて、不思議な味わい。

口の中に広がる違和感。。。

 

麦茶に甘みを加えているご家庭が他にも数人の水筒から発見されまして、

なかなかの衝撃を食らったのであります。

 

中学から彼・彼女たちとは別の学校に進んだこともあり、

あれが遠足仕様の特別な麦茶だったのか、もはや知る由もないけれど

他ではあの甘~い麦茶には出会っていない。

 

「ジュースはだめだけど、甘い麦茶ならいいだろう」

という親心だったのか、子供の浅知恵だったのか……。


でもやっぱり、麦茶は無糖でさっぱりした味わいが魅力だと思う。